酸性の食品は歯が溶けやすい

2014_08_02

唾液の分泌量が減り、口内が乾いてしまう「ドライマウス」が増えています。

唾液には、抗菌作用や自浄作用など口の中の健康を守る働きがあるため、ドライマウスで唾液が少なくなると、虫歯や歯周病になりやすくなり、口臭なども引き起こし、全身の健康にも大きな影響を及ぼしかねません。

そこでドライマウスの人はもちろん、お口の中の健康のために唾液をしっかり出したいという人におすすめしたいのが、耳下腺や顎下腺といった唾液のタンクを刺激する簡単なマッサージです。どれも即効性のあるマッサージなので、すぐに口の中が潤ってくるはずです。

ほかにも唾液の分泌を促すために、次のようなセルフケアをおすすめします。

  • 唾液のもとである水を十分にとる。
  • カフェインには利尿作用があり、口内の乾燥を招きやすいため、お茶を飲みたいときは、コーヒーや紅茶よりも、カフェインレスのハーブティーを選ぶ。
  • ストレスなどで交感神経が優位だと唾液の分泌が妨げられるので、副交感神経優位の時間を作るために、ぬるめのお湯でゆったり入浴する。
  • 唾液腺を刺激し活性化させるために、繊維質の多い食材を使った食事を、1日3回よく噛んで食べる。
  • キシリトールガムまたはタブレットを食前にとることで、唾液の分泌を促す。

知っているようで知らないお口のケアの新常識

2014_07_02

何も食べない時間をつくる

私たちの口の中は、通常、中性に近い弱酸性ですが、ものを食べるたびに酸性に傾きます。原因は虫歯菌が出す「酸」。虫歯菌は食品中の糖分を取り込みますが、その際に酸が発生し、口内が酸性に傾くのです。

酸性に傾いた口の中では、歯からカルシウムやリンなどのミネラル分が溶け出す「脱灰」が始まります。この状態で時間が過ぎると、虫歯のリスクが高まってしまいます。

そこで活躍するのが唾液。唾液には口の中を中和する力があり、唾液中に含まれるカルシウムやリンなどのミネラル分が脱灰した部分を修復する「再石灰化」を促します。私たちの口内では常に、この脱灰と再石灰化が繰り返されているわけです。

虫歯を防ぐには、脱灰の時間をなるべく短くし、再石灰化の時間をまとめて長くとることが大切です。ちょこちょこと食べたり飲んだりしていると、その都度、口内が酸性に傾き、脱灰が進んでしまいます。水やノンシュガーのお茶以外は何も口にしない時間をつくり、再石灰化の時間をしっかり確保しましょう。

健康な歯肉は体内への細菌の侵入を防いでいる

2013_12_02

歯の周りにあって、歯を支えている組織を歯周組織といい、歯周組織におこる病気を歯周病と総称しています。

歯周組織は、①歯肉(一般に歯ぐきと呼ばれ、歯の根もとである歯根と骨をおおっている粘膜の部分)、②歯槽骨(あごの骨のうち、歯根が入り込んでいる部分)、③歯根膜(歯根と歯槽骨をつなく膜の部分)、④セメント質(歯根の表層部分)からなっています。

歯と他の歯周組織を接合している歯肉は、食物などをかんだときに加わる圧力から歯周組織を守るはたらきがあるほか、生体を防御するしくみ(防御機構)があって、歯肉が健康な状態のときは、細菌やその毒素が簡単に入り込めないような機能が備わっています。

こんなサインが出たら、すぐに! 受診のおすすめ

2013_11_02

定期健診を受けていても歯や歯肉に違和感を感じることがあります。
特に40歳を過ぎたら、ご自分のおロの中の状態に注意が必要です。
こんな症状が出たら歯医者さんで診てもらいましょう。

こうなったら受診してね!

痛くはないけど、歯石が…
プラークコントロールをしていても、歯石は若干たまります。定期健診の時期ではなくても、歯石の量が多ければ歯医者さんで除去しましょう。

歯が移動して噛むと動く
奥歯を失くしていませんか?噛んだときに強く当たる歯がありませんか?歯周病や噛む力の加減に問題があるのかもしれません。

出血する
歯みがきの時や、つばを飲み込んだ時に口の中に血の味やにおいがしませんか?歯周病の疑いが濃厚です。日常的に出血していることが証拠です。

歯が動く気がする
歯を支えている歯根膜や歯槽骨になにか起きてるのかもしれません。歯が抜けるような問題にならないうちに歯周病の診察を受けましょう。

激しく動くと歯に響く
歯石がたまっていませんか?奥歯などに歯石がたまると炎症が起きて、歯根膜炎になります。歯に響いたり歯が浮いたように感じたら要注意です。

歯ぐきが腫れて膿が出る
むし歯かもしれませんが、膿が出る場合は歯周病であることの方が多いです。X線検査で大体分かります。かなり進行した状態かもしれません。

それぞれの歯の役割

2013_09_02

歯は、場所や形によってそれぞれ違った役割を持っています。
異なる役割を持った歯のいろいろな働きで食べ物をロの中へ入れた時に砕いたり、切ったり、潰したりして飲み込みやすく消化しやすくしているのです。

歯の大切な役目。

“歯ごたえ”や”歯ざわり”などといわれるように、味わう以外の食感にも歯は役割を果たしています。また、異物が口の中に入ったときに、歯ざわりで感じ取って飲み込まないようにもします。

レントゲン検査って 安全なの?

2013_08_02

ムシ歯の範囲、自覚症状の出ないまま進行する歯周病による歯槽骨(歯茎の下の歯を支える骨)の溶解等、病変病巣を視覚的に見る為にウ蝕歯の部分レントゲンとおロ全体のパノラマレントゲンは治療に必須です。

医療被ばくについて

現在の医療においては、診察のために放射線の使用が必要不可欠です。これは病気の早期発見や治療にメリットがあるからです。「放射線」や「被ばく」に対し、恐いイメージをお持ちの方もいらっしゃると思いますが、医療で行う放射線(X線)検査は、身体に影響が出ない範囲で行われています。

“よく噛める”ための筋トレ

2013_07_02

人間は全て筋肉のカで動けます。噛むことも同じで、しっかり噛むことは、自然に続ける筋肉トレーニングになっています。無表情な人・体力の減退と感じている人は、特に実行してみましょう!

表情筋トレーニング法

① 顔全体を縦に思い切り引き伸ばし、今度はクシャクシャに縮めます。非常に広範囲の筋肉が伸縮するのでこれだけでも顔のこわばりが取れます。

② 口を大きく開け、今度は思い切りつぼめます。「あ」「い」「う」「え」「お」と、大きな声を出して顔の表情筋を思い切り引き伸ばして下さい。開ける口には「あ」「い」「え」があり、つぼめる口には「う」「お」があります。

※大きな声を出しにくい場合は大きな声を出すような顔になればいいだけで、実際に大声を出す必要はありません。

③ 額に思い切りシワを作るように、頭皮を前に寄せます。今度は額のシワを伸ばすように頭皮を後ろへ。
頭皮の血行が非常に良くなります。抜け毛や白髪の防止にも効果があると言われています。

④ 「ひょっとこ」みたいに口を尖らせて、左右交互に寄せます。

“よく噛む”ことと”脳のリハビリ効果”の関係

2013_06_02

よく噛むことで脳が活性化される

私たちは日常生活の中で”歩くこと”や”呼吸すること”と同じ様に無意識のうちに「咀曙」を行っています。

しかし、食物を歯で噛み砕いて唾液を混ぜて飲み込みやすくするという行為は下あごの動きや、唾液の分泌、舌をうまく使うなど、極めて複雑な運動の組み合わせで行われています。

脳の血流が増加する

よく噛んで食べると、脳の血流が増加することが分かっています。特に、脳の神経の中の満腹中枢、弧束核(味覚中枢)、海馬(記憶に関与)、扁桃体(嗅覚やストレスにかかわる)、室傍核(白律神経の中枢)などが活性化します。

つまり、よく噛むことで肥満を防止でき、記憶力をよくし、ストレスが解消されて心が安定する効果が期待できます。

どうしてロ臭は発生するの?

2013_05_02

口臭の源は口腔内に常在している細菌によって作り出されます。

唾液や歯垢(プラーク)の中には大変な細菌がいて、食べカスなどを栄養源に増殖をくり返しています。
虫歯も歯周病も口の中の細菌によって起こりますから、こうした病気がある人はより多くの細菌が住み着いていることになります。

また、口の中を掃除しない人にもたくさんの細菌がいますのでお口が臭うというわけです。

あなたは「口呼吸」?「鼻呼吸」?

2013_04_01

鼻呼吸と口呼吸の違い

鼻呼吸
鼻から呼吸することで、空気中に漂う雑菌やほこりなどの異物の大部分が、自然にろ過されるしくみになっています。

口呼吸
口呼吸は、刺激物や異物を直接体内に吸い込んでしまうため、体の免疫機能を直撃してしまいます。

口呼吸が及ぼす悪影響
免疫力の低下による風邪や、ぜんそく、アトピー性皮膚炎、花粉症などのアレルギー性疾患。また、口の中が乾燥して睡液の分泌が悪くなるため、虫歯や歯周病、口臭などを引き起こします。