キシリトールのむし歯予防効果「キシリトールはむし歯菌を減らす」

202009のサムネイル
むし歯菌は甘いものが大好き。
なのに、なぜ砂糖と同じくらい甘いキシリトールがむし歯予防に役立つのでしょう。

キシリトールは、白樺や樫などに含まれる天然の甘味成分、キシラン・ヘミセルロースに水素を加えて化学反応を起こした「糖アルコール」と呼ばれるものです。ミュータンス菌に代表されるむし歯菌は糖を分解して酸を発生させますが、キシリトールはむし歯菌が分散できない独特の構造なので、酸を発生させることができずに、むし歯菌が少なくなっていきます。

キシリトールの爽快感のある甘味は唾液の分泌を増やす効果もあり、しかも、唾液中のカルシウムと結びついて、「キシリトール・カルシウム」という形になり、エナメル質の再石灰化を促すという効果もあります。ミュータンス菌が多い人、液の少ない人、ストレスの多い人はぜひ試してみて下さい。

キシリトールを口の中に長時間とどめておけるという意味では、ガムがベター。ミュータンス菌を減らしたい人は食事をとった直後に、唾液を増やしたい人は食前にかみましょう。

かみ方のポイントは、最初に出る唾液はのみ込まず、2分間を目安にためて、口の中でぐるぐる回すこと。これはミュータンス菌にまんべんなくキシリトールを行き渡らせるためです。

2分間、唾液をためるのが難しい人は、最低でも5~10分間はかみ続けましょう。毎食後、2週間キシリトールガムを使用すると、むし歯菌が少なくなっていきます。

スーパーやコンビニで売られている商品は、歯科医院で売られているものに対して配合されているキシリトールの量が少なくなっています。

また、むし歯菌の原因となる砂糖や水あめが入っているものもあり、逆効果になることもあります。

かかりつけの歯科医院で100%キシリトールガムについて聞いてみてはいかがでしょうか。

子供のむし歯・大人のむし歯

201908のサムネイル

子供のむし歯

むし歯の原因菌〈ミュータンス菌〉の母子感染に注意!
さまざまなむし歯菌のうち、一番代表的で強力なのがミュータンス菌です。しかし、生まれたばかりの赤ちゃんにはこのミュータンス菌は存在しません。
ではどうして、いつ頃から、子どもたちはミュータンス菌に感染し、むし歯になってしまうのでしょうか。

実は、母親や家族からうつることがあるのです。お母さんの持っているミュータンス菌が、だ液などからお子さんに感染することを「母子感染」と言います。
そのほか一緒に生活する家族からも感染すると言われています。しかも感染しやすい要注意時期があり、それは、1歳7ヶ月から2歳半くらいまでの頃です。
この頃は、歯が次々と生える時期で、かたちが複雑な乳臼歯(奥歯)も増えてきます。だから、ミュータンス菌に感染するとむし歯になりやすくなってしまうのです。

大人のむし歯

放置しておくと怖い!
「むし歯がある」とわかっていても、なかなか歯科医院に通えないという方もいらっしゃるでしょう。そのうち、気にならなくなってきて気がつけば何年も放置していたといったケースはめずらしくありません。
しかし、たとえ痛みが消えたとしても、むし歯が消えたわけではないのです。

広くて浅いのが大人のむし歯
大人と子供のむし歯には、そのできかたにも違いがあります。子どものむし歯は、一般的に”狭くて深く“入口は狭くても奥の方で進行していて、歯の神経まで達していることが多いため、痛みを感じます。
大人になると、よほど歯磨きができていない人でないかぎり、こうしたむし歯はできにくいのです。
大人のむし歯の特徴は”広く浅い“ことです。

この状態を「慢性う蝕」といい、歯が茶色っぽかったり、黄ばんだ感じになり、さほど深くなく広範囲に広がって歯を弱めていきます。
そして浅いため、神経まで到達せず痛みを感じることは少ない傾向があります。また治療のために、すでに神経を取っている場合、むし歯が進んでも痛みはでません。
なかなか気づきにくいのが大人のむし歯なのです。

二次カリエスを防ごう!

201905のサムネイル

カリエスは歯科の用語で「むし歯」のことです。「二次カリエス」とは二次的に出来たむし歯、つまり「一度被せ物や詰め物で治療した歯が、またむし歯になる」ことを言います。通常のむし歯のように歯の表面に出来るとは限らないため、発見が遅れると歯の奥深くまで進行してしまうケースが少なくありません。

歯を失う大きな原にも!

以前のむし歯治療で入れた被せ物や詰め物が、年数が経つにつれ劣化して、被せ物や詰め物との境目から徐々にすき間ができて、いつもプラークが入りこんだ状態になるため、むし歯になってしまうことがあります。これを、二次カリエスと言います。

それが神経を抜いた歯であれば、むし歯になっても痛みを感じさせないため、気がつかないうちにどんどん進行していき重症化してしまいます。

一度治療した歯は、他の歯に比べむし歯になりやすいので、二次カリエスを防ぐことは非常に大切なのです。

二次カリエスを防ぐためには?特に念入りなお手入れを

むし歯を防ぐためには毎日の歯みがきは欠かせませんが、特に被せ物や詰め物は本物の歯よりも汚れが付きやすくなっています。意識して特に念入りにお掃除をしましょう。

そして、セルフケアだけでは落とせない汚れを取り除くためにも、定期的に歯科医院でクリーニングやメンテナンスを行う事が重要です。しっかり噛める歯が、人生の後半から晩年を支えてくれます。つまり、健康で寿命を全うする秘訣なのです。

ムシ歯・歯周病の原因は?

ムシ歯・歯周病を予防するために大切なこと。それは、ブラッシングです。
健康な歯を実現するために、あなたに合った正しいブラッシングを習得しましょう。

口臭や歯ぐきからの出血。その多くは、歯周病が原因です。

歯周病は歯と歯ぐきのスキ間にたまった歯垢とその中にいる細菌がひき起こす病気。
口臭や歯ぐきからの出血、さらに歯ぐきの色が悪くなるのも歯周病が原因のひとつといわれています。

ムシ歯予防・歯周病予防。それはまず、毎日のケアで確実に歯垢をとること。

せっかく歯科医院で治療を受けても、正しいみがき方ができていないとお口の中はどんどん悪くなります。
お家で行う「ホームケア」=「歯みがき」。
これが大事なポイントです。

むし歯予防の強い味方「フッ化物配合歯磨剤」

世界中で小児のむし歯が減ったのはフッ化物配合歯磨剤の普及が貢献

フッ化物配合歯磨剤のフッ素は、初期むし歯を再石灰化で修復したり、歯のミネラルが溶け出さないよう歯を強くしたり、プラークが酸をつくるのを防ぐ働きがあります。
脱灰しやすい食事の後や就寝前にフッ化物配合歯磨剤でフッ素を供給することは、最も合理的なフッ化物の応用法なのです。

象牙質(歯根部)むし歯は、なぜできる

歯肉が下がって、お口の中に歯の根が露出した部分はむし歯ができやすい
歯周病、咬み合わせ、強すぎる力での歯みがきなどで歯肉が退縮し、歯の根(歯根)が露出します。歯根部(象牙質)は、歯の上部構造(歯冠=エナメル質)に比べて酸に弱いためむし歯になりやすく、急激に進行するのが特徴です。
また、歯根部のむし歯は治療が難しい場合が多く、歯の根が見えたら、徹底したむし歯予防が必要です。

80歳で20本歯を残そう~健康は元気な歯から~


何でもかみ、おいしく食べられることは、いつまでも若々しくいるために欠かせない条件です。

糖尿病、心臓病……。歯周病は万病のもと

歯を失う原因のトップである歯周病は、歯の問題だけにとどまらない病気です。歯周病の炎症によってできた有害物質や歯周病菌そのものが、血液を介して体のすみずみかで広がり、糖尿病、心筋梗塞、狭心病、脳梗塞、骨粗しょう病、免疫機能低下など、さまざまな全身疾患の引き金になるからです。

なかでも糖尿病の人は特に注意が必要です。「歯周病は糖尿病の6番目の合併症」といわれ、糖尿病の人はそうでない人の2倍以上歯周病になりやすく、歯周病になると糖尿病も悪化し、糖尿病が悪化すると歯周病も悪化するという相互関係にあります。逆に歯周病が改善すると、糖尿病の症状も改善していきます。

心筋梗塞、狭心症といった心臓病、脳梗塞、動脈硬化といった病気のリスクは、歯周病はでない人に比べ2〜3・6倍という研究結果があります。動脈に血栓が発生して血管が詰まる原因のひとつに、歯周病菌に血液中の血小板を固める作用があるからで、心臓の手術をしたとき、歯周病菌がたくさん出てきたという話もあります。歯周病を口の中の病気として軽く考えることは危険です。

歯を失う原因は「虫歯」と「歯周病」

年齢が高くなれば、歯はしぜんに抜けるもの」と誤解していませんか?歯を失う原因の4割を占めるのは歯周病、3割は虫歯によるものです。つまり7割は「虫歯」と「歯周病」によって歯を失ってしまうのです。

虫歯はミュータンス菌などが出す「酸」が原因です。この酸が歯の表面のエナメル質を溶かし、その下にある象牙質や歯髄まで進行します。とはいえ、子どものようにエナメル質が弱ければ虫歯になりやすいのですが、大人になるとエナメル質は硬くなっているため、新たに虫歯になることは多くありません。むしろ、治療で入れた詰め物やかぶせ物のわきから少しずつ進んでいく「二次虫歯」や、年齢とともに歯肉が下がってくるために、歯の根が削られる「根面う蝕」が中心になります。

歯周病は、世界一、患者が多いといわれる病気です。歯と歯肉の境目にある「歯周ポケット」に歯垢(プラーク)や歯石がたまり、そこから出る毒素によって歯肉に炎症が起き、進行が進むと歯根膜、歯槽骨まで破壊されてしまい、歯が抜け落ちる病気です。

むし歯や歯周病を予防!定期検診でしっかりチェック!

会津の歯医者 渡辺ゆうぞう歯科クリニックの「お口の相談室」

201611

お口の中の健康を保ちむし歯や歯周病を予防するためには、定期的なメンテナンスが大切です。
歯のさまざまな疾患を予防し健康な歯を維持していきましょう!

定期検診を受けることでこんなメリットが!

  • 早期発見早期治療ができる
  • 徹底したクリーニングが受けられる
  • 悪くなってから治療するより費用がお得
  • 正しいブラッシングが学べる

どのくらいの間隔で受ければいいのでしょう?
一般的に言って3ヵ月~6ヵ月ごとの検診をおすすめします。
お口の状態により異なりますので歯科医師にお気軽にご相談ください。

素朴な疑問 !? なぜ治療は一度でできないの?

会津の歯医者 渡辺ゆうぞう歯科クリニックの「お口の相談室」

201610

歯医者の治療は何回も通わなければならないから大変。なぜ一度に時間をかけて早く終わらせてくれないのだろう」そんな疑問をお持ちの方は意外に多いようです。

むし歯の場合、軽いものであれば一日で治療を終了することもあります。しかし、むし歯が進んでいるほど、治療には時間がかかってしまいます。

例えば、むし歯が「神経」まで達している場合、神経を残せるのか、取らなければならないのかの判断をしなければなりません。ここで数日かかることもあります。また、歯の痛みが激しいときには、長時間治療することで歯を刺激してしまい、さらに痛みがひどくなってしまうことがあります。このような時には一回の治療時間を短くして、少しずつ治療していく方がよい場合もあります。

■ 何度も消毒する必要があるときも
次に、神経を取った場合ですが、病巣が根っこの先にまで達しているようなら、細菌を減らして再発の恐れがなくなるまで何度も消毒を繰り返さなければならないケースもあるのです。

ここでの治療をいいかげんにしてしまうと、後で痛みが出てしまう可能性があります。

さて、神経の入っていた空間がきれいになると、次はその空間を密閉し、いよいよ被せ物の型取りに入ります。ここでも、むし歯がひどくて削った部分が大きい場合は、被せ物が安定するよう、支台を入れなければなりません。その支台のための型取りに、一回余分に通院していただくことになります。

誰もが忙しい現代社会の中で、歯の治療に何度も通うのは大変ですが、後で痛みが出てやり直しということになると、かえって治療が長引いてしまいます。あせらず、根気よく治しましょう。

虫歯のメカニズム バイオフィルムとは?

会津の歯医者 渡辺ゆうぞう歯科クリニックの「お口の相談室」

201609

歯の表面は常に唾液でおおわれています。そして唾液が歯の表面のエナメル質にふれているかぎり虫歯にはなりません。唾液には、さまざまな作用がありますが、その一つが清浄作用です。口の中の細菌や食べもののかすを洗い流してくれるのです。

ところが、ミュータンス菌が口の中にいると、砂糖という「えさ」を得て、唾液をさえぎる膜のようなものを歯の表面に作ってしまいます。この膜を「バイオフィルム」といいます。

歯の表面にバイオフィルムができてしまうと、歯のエナメル質が唾液にふれることができなくなり、唾液による清浄作用がきかなくなります。そのため、バイオフィルムで守られた内側は細菌が繁殖しやすい環境になります。

ミュータンス菌は、バイオフィルムの中で、食べものなどから糖分を吸収して、自分が生きていくためのエネルギーを作り出します。この過程を「発酵」といい、糖は最終的に乳酸や酢酸、エタノールにまで分解され、外に放出されます。ところがバイオフィルムが育ってくると、できた酸(最も多いのは乳酸)は外に放出されずに、バイオフィルムの中に残り、歯のエナメル質を溶かしはじめます。

エナメル質の破壊は狭い範囲で深く進みますが、比較的柔らかくおかされやすい象牙質にまで達すると奥に広い穴が作られれるようになります。こうして虫歯の穴が大きくなると、熱いものや冷たいもの、甘いもの、すっぱいものの刺激によって歯髄(歯の中心にある神経の集まっている部分)が充血し痛みを伴うようになります。

さらに象牙質にある象牙細管を通って歯髄に細菌が感染し、炎症を起こすと歯髄炎になります。この段階になると、今まで一時的に歯がしみたり、食べものがはさまると痛みを感じていたのが、突如猛烈に痛み出し、まわりの歯がすべて悪くなったように感じられたりします。

歯磨きと唾液ケアで むし歯予防

会津の歯医者 渡辺ゆうぞう歯科クリニックの「お口の相談室」

201608

お茶や水で食べ物を流し込まない

今の日本では、レストランで必ず水やお茶が出てきて、水分と一緒に食事をとることが当たり前のようになっています。しかし、かつての日本の食事では、よく噛んで唾液をしっかり出し、唾液と一緒に食べ物を飲み込んでいました。よく噛まずに、水やお茶で流し込む習慣は意識してやめるようにしましょう。

食材を工夫して噛む回数を増やす

唾液を出しためには、口の周りの筋肉が発達していることが大切です。
その筋肉を発達させるのが、簡単に飲み込める状態にならない、噛みごたえのある食材です。左に紹介する食材をふだんの食材に取り入れてください。また同じ食材でも、煮込みすぎない、細かく切りすぎないなど調理法を工夫することも大切です。

前歯をしっかり使って食べる

食事は、床に足をつけ、正しい姿勢で食べましょう。なぜなら、姿勢が悪いと重心が傾き、前歯と奥歯を使って噛めなくなるからです。姿勢が悪い人や奥歯だけで噛む癖のある人は、前歯を使わないため、唾液が出にくくなります。両足を床にしっかりつけ、正しい姿勢で、前歯を使って食べることを心がけてください。

歯の根元部分に出来やすいむし歯

加齢や歯周病などによる歯肉の退縮。歯茎が下がると、それまで、歯肉に守られてきた歯の根元部分がむき出しになります。
歯の根元部分は、歯冠部のエナメル質に比べて軟らかい構造で、歯の根元部分がむし歯(歯根面う蝕)になりやすいのです。