忍び寄る歯周病。あなたは大丈夫?

2011_12_02

歯は痛くないと健康、痛い時もあったけど治った―と、何となく思っていませんか?

「予防」は、現在のおロを調べる健康診断で現状を把握することから、初めて成果が出てきます。少しでも若い頃から、健康なきちんと噛めるお口をキープし続けることが肝要です。全身の健康につながる歯の健康は、80歳で20本の歯が守られていると、快適な生活を手中にできる確立が高いからです。

気が付かないうちに進行する歯周病。初期症状としての歯周炎から、重度の歯周病まで進行させないためにも、定期的に歯科医院での指導とチェックを受けましょう。歯を失う原因を早期治療で対処することが、双方にとって治療の負担が軽く、社会の医療費削減に貢献することにもなります。

<その2>歯周病は沈黙の病気

2011_11_02

痛みもなく、進行していることに気づきにくいため沈黙の病気といわれ、年齢とともに重症化していきます。歯周病セルフチェックをしてみましょう。合計で5点~25点の方は軽度~中等度の可能性。30点以上の方は進行した歯周病の疑いが濃度です。

歯周病の人は、心筋梗塞などの心臓血管症患を発症するリスクが高いことや、歯周病関連細菌が気道などに入りこみ、肺炎をひきおこすこともあります。歯周病にかかった歯ぐきや歯を支える骨等の組織から分泌される成分が、血糖値を下げるホルモン(インスリン)の働きを妨げ、糖尿病を悪化させることも明らかになっています。

体の入口であるおロの中の清潔さを保つことが健康への道しるべです。

歯周病セルフチェック表

●歯肉はピンク色で引き締まっている………0点
●歯肉が赤色や紫色になっている……………5点
●歯肉がむずがゆく、歯が浮く感じがする…5点
●歯磨きすると血がでる………………………5点
●起床時にロの中がネバネバする………… 10点
●歯肉が赤く腫れブヨブヨしている……… 10点
●何もしないのに歯肉から血が出る……… 15点
●歯がぐらついて物が噛めない…………… 15点
●冷たい水がしみる………………………… 15点
(軽度歯周病:歯肉炎、中等度以上歯周病:歯周炎)

<その1>歯周病の治療とは?

2011_10_02

歯周病は歯と歯ぐきのスキ間にたまった歯垢とその中にいる細菌がひき起こす病気です。初期の歯周病は自覚症状がほとんどなく治療を受けずに放置すれば、自然治癒はなく病変が進行していきます。病原菌の出す毒素が歯ぐきの炎症をおこし、さらに歯を支えている骨を溶かしていきます。
歯ぐきが下がり、歯ぐきに守られていた歯根が露出してきます。まず、歯ぐきと歯のスキ間の深さを計測する歯周病検査を行います。1ミリ~2ミリが健康の範囲、2ミリ以上から重症は6ミリ以上へと深くなっています。

次に骨のなくなり具合による歯のグラつき(動揺)を調べます。だ液の成分のカルシウムと合体し石灰化した歯垢が「歯石」。この歯石の付着程度も判明します。この検査に基づき、全歯を6ブロックに分けて、歯の生え際に付着した歯石を取り除き(プロケアー)と同時に正しいブラッシング法(セルフケアー)で回復を図ります。一ヵ月後にもう一度歯周病検査をして、歯ぐきの炎症や出血、深さの変化を調べます。4ミリ以上あるところは2段階目の歯石、歯根部に付着した歯石を取り除かなければ進行を止めることはできません。

歯周病になるとどうなるの?

2011_09_02

1.歯ぐきがはれた!
2.歯ぐきや粘膜が痛い!
3.かむと歯が痛い!
4.歯が揺れてきた!
5.ロがネバつくし臭いがする!
6.歯に食べ物がはさまる!

口腔や咽喉には歯周病菌をはじめ300種以上、数百億個以上の細菌がいます。お口の中に潜む細菌は、気管や血管・リンパ管を通って全身に影響を及ぼすことが明らかになっています。肺炎・動脈硬化などの血管系の病気・心臓の病気・糖尿病・低体重児出産の原因などさまざまな病気に関係しています。