ロ腔ケアで元気な体を作ろう②

2013_01_02

「元気な体」にとって、「お口の清潔と正常」は必須条件です。このことをはっきりと認識することで「病気」の侵入から体をガードできます。次の図をじっと、穴があく程よ一く見て、理解しましょう。

誤嚥性肺炎の起因細菌は、口腔・咽頭・鼻腔のバイオフィルム形成細菌が唾液に混入し、誤嚥が引き金になっている。脳血管障害などは、嚥下反射、咳反射の低下をもたらすため、誤嚥が頻繁に起きる。そのため、睡液に混入するパイオフィルム細菌を少なくするメカニカルな口腔清掃を中心とした口腔ケアが不可欠になる(奥田克爾著、最新口腔微生物学、一世出版、2005から引用)

ロ腔ケアで元気な体を作ろう①

2012_12_02

歯みがきはむし歯予防のためだけだと思っている人が多いようですが、口の中に自然に入ってくる風邪やインフルエンザの菌などを退治する効果もあります。

重くはないけれど何かのどがすっきりしない、軽いせきが続く、あるいは疲労感があって頭がすっきりしない方、”歯みがき粉”をつけず水で歯を左右上下4分の1ずつ磨いてブクブクうがいを計4回。終わったら舌にもブラシを当てて又うがい。最後にのどをガラガラうがい。6回目のうがいで完了。

舌の先で歯の裏・表・噛み合う面のつるつる度をチェック。”ザラザラ”は歯ブラシが当たらず汚れているところです。

保険で治す「むし歯」修復の概略

2012_11_01

なるべく早期発見早期治療が、負担(体にも、お財布にも)が少なく治療できます。

むし歯はカリエスと呼び記号Cで現します。C1~C2初期はコポジットレジン充填(CR充填)で修復。C2~C3初期になると、インレー修復、又は、クラウン修復になってしまいます。C3も深刻になると神経の髄室まで達していて根の治療を行い細菌撲滅後、根管ヘメタル・コアという金属の土台を入れてからクラウン修復をします。

ぴったりと合った部分的入れ歯を装着するための大切な要素

2012_10_01

むし歯や歯周病が進行して抜かざるを得ず失った歯がある口は、きちんと噛めるよう機能を回復させておくことが、体の老化や疾病の予防になります。

先月号のブリッジで補えない場合、部分的な入れ歯(一本も歯がなければ総入歯)を装着しての機能回復になります。

保険でクラウンやブリッジを装着する 人ロの歯をかぶせての機能回復

2012_09_01

クラウンとは
虫歯などの原因で歯を削ることになり、その後の形態や機能を回復するために削った部分を覆うように製作された人工の歯冠部をいいます。

プリツジとは
重症で助けられず抜いた、又は歯が抜けた部分の隣接に残っている歯をクラウンにして、そのクラウンから歯が抜けた部分をまたいで橋を架けるように修復する歯冠部をいいます。歯科用接着剤で接着します(入れ歯とは違います)。

保険で治す歯の修復再生(復元)

2012_08_01

お口全体の一般的病気が歯周病とむし歯です。放置しておいたり気づかずに進行させてしまった場合、どうしても助けることが困難でかつ隣り合う歯や歯周組織に悪影響しか及ぼさないと診断し抜くことになります。又、歯周病が進行した時はグラグラするなぁと思っているある日、何かのはずみで抜けてしまいます。自然に抜けない場合でもこのような状態の歯は助けられないことの方が多いのです。しかし、なるべく歯を抜かないようあらゆる診療を行い、なんとか助ける努力をします。

こんにちは昔と異なり、歯科も予防のために受診するところと変わってきました。手遅れになって歯を失うまで、どれほど身体と日常生活に悪影響が及んでいるか計り知れないものがあります。まして一本でも失っては機能が著しく低下し疾病の誘因ともなりかねません。不具合を一刻も早く修復すれば、悪影響の連鎖を最小限にとどめられます。修復し復元させる為の手順は保険治療のルールにそって進めます。

保険で治す虫歯の治療の流れ

2012_07_01

歯周病菌が歯を支える骨を自覚症状を与えずに溶かし徐々に歯をグラつかせ、歯茎は赤くぽってり炎症を起こしていても気付きにくく進行します。

でも、虫歯菌は歯の表面のエナメル質から進行し出し、内部の象牙質に達してくると、しみたり時々痛む自覚症状を与え、比較的早期発見となります。ここで痛み止めを服用するととり合えず痛みがなくなります。しかし、治ったわけでなく進行してある日、激痛におそわれます。

偏頭痛や腰痛などで鎮痛剤を良く利用する人は、その非常ベルが感じにくく進行してしまい、根管(神経)にまで達する重症になっている場合が多くみられ治療期間が長く掛かります。

保険でできる歯周病治療の流れ

2012_06_02

「歯石をとる」のは歯周病治療の基本治療の一つです。歯を白くするホワイトニングやクリーニングしたいという主旨は、自費治療になります。それにしても歯を支える歯槽骨とその歯槽骨を守る歯茎が健康でなければお金の無駄遣いになってしまいます。保険でできる歯周治療は、厚生省の定める流れで行われます。

保険でできる歯周病の治療

2012_05_01

『歯石をとりたいのですが―』と、問い合わせがあります。一般的に歯の掃除又はクリーニングとイメージされているようです。しかし、「歯石」とは、唾液の成分(カルシウム等)と合体して歯の表面から歯と歯グキの境目に沈殿する石灰化したバイ菌のかたまりです。そしてこのかたまりは空気を嫌う性質のバイ菌の巣にもなり、どんどん深部(歯肉と歯の間)の歯根面へと増殖していきます。症状(違和感・腫れ・痛み等)が出る頃には、この歯石が原因である歯周病がずいぶん進行しています。

体調が悪くなった時、免疫力が低下する為これ等の病原菌が途端に大増殖し、急性症状として発現します。

歯周病治療の流れ(基本1ヶ月間)
検査(進行具合を調べます)→歯石除去(ロ腔内を3ブロックに分けて)+ブラッシングケア→
検査(回復具合を調べます)

歯科の保険治療って何?

2012_04_01

日本の医療システムは、国民皆保険制度のもとに行われています。医科も歯科もその制度で決められた保険点数により、診療内容の全部が換算されます。国民一人一人が負担する保険料が財源となっていますから、その医療内容の適正さと換算のためのルールの遵守が厳正に決められています。保険医療機関(病院)は、日本国内どこでもこの取り決めに従い、一部負担(窓ロ会計=医療費全額の内の3割)以外の残りの7割を国へ請求しています。

歯科の場合は、原因となっている疾病の治療と、治癒後の歯を修復し機能を回復することの2本柱から成り立っています。

例えば、「虫歯」の場合、その虫歯は歯質のどの段階(深さ)まで進行しているのかをその歯のレントゲンを撮って診断し、バイ菌に汚染され感染している部分の殺菌処置治療を行い、感染部を全て取り除く治療をします。

そして、歯としての機能を回復させるための復元治療後、口全体としての噛み合わせの適正化を図るための調整をして保険治療完了となります。