正しいブラッシングをしましょう①

2011_05_01

食事をした後の口の中では、咀嚼後の食べ物とダ液が混じり合った「バイ菌」が増殖します。このバイ菌とは、ネバネバした「プラーク」と呼ばれるものです。歯の周りにうすい膜状にまとわりつくプラーク1㎎の中には、約1億個、約300種類がうごめきます。

この中の「ムシ歯菌」は酸を出し、歯の表面のエナメル質を溶かし健康な歯をムシ歯にかえて、歯冠の奥へ中へと進行し、やがて歯冠の中心部の歯髄(神経とよばれる)にまで達します。(激痛に悩まされます)又、空気を嫌う「歯周病菌」は、歯のはえ際の歯ぐきの淵から歯を支える骨の間へと深く侵入し増殖し毒素を出し続けます。(歯ぐきは熟したトマト色でポッテリと丸みを帯び、膿や出血・口臭がありますが自覚しづらい)食後の歯みがきとうがいで、プラークをとり除き洗い流すことがとても大切ですが、ここで重要なのが「正しいブラッシング」を行えているか?という事なのです。

健康な歯と歯ぐきのために

2011_04_03

皆さん、未曽有の大地震に見舞われましたが、子どもも大人もこの歌を歌って克服しましょう。
ある保育所の子どもたちが、キラキラ星のメロディーにのせて元気に歌っています♪♪

えいようのうた(きらきらぼしのかえうた)

1番
からだをつくるのなんでしょう
おにくにさかなに まめ たまご
ぎゅうにゅう チーズ ヨーグルト
なっとう とうふは あかぐんです
えいようたっぷりおいしいね
きちんとたべてじょうぶなこ
2番
からだのちょうしととのえる
にんじんなどのやさいです
いちごやみかんのくだものと
きのこ わかめは みどりぐん
まいにちたくさんたべようね
びょうきにまけなくなるんです
3番
ねつやちからのもとになる
おいもにごはん パン うどん
さとうやあぶら スパゲティ
エネルギーは きいろぐん
つよいちからがでるんです
もりもりたべてげんきなこ
4番
あか き みどりのしょくひんを
まいにちなかよくたべるよに
きらいなものもちょっとだけ
じぶんであじみをしてみてね
みっつのいろのなかまを
なかよくたべてげんきなこ

長寿をになう噛むパワー。

2011_03_01

脳に、ああこの食感!おおこの歯ごたえ!うん、この歯ざわリ!と伝えるのは、自前の歯です。正確には自前の歯の3分の2以上は、歯肉の下の歯の植わっている骨(歯槽骨)の中にありますが、この骨と歯をつないでいる組織「歯根膜」が伝えています。従って、入れ歯やインプラントで補う人工歯にはこの歯根膜がありません。また、歯周病も歯根膜を破壊していきます。歯周病はそれとともに、歯を支える基礎の歯槽骨をも溶かしどんどん消失させてしまいます。やがて、歯はグラグラしだして抜けてしまいます。結果として、人工歯で噛むカを復活させる治療を施術し、咀瑠するパワーを守リます。噛むと違和感があったり、鈍痛を感じたら、歯周病が進行し倒壊することになる非常ベルと受け止め、早めに受診し歯根膜を守リましょう。又、歯が抜けたままになっていてもいけません。脳の活力を産み与える噛むパワーが損なわれ、やがて認知症や老人性痴呆症へと導かれていく可能性が高くなります。

自前の歯は、乳歯20本から永久歯28本に一般的には生え変リ揃いますが、それぞれが噛むパワーを発揮する為の最小不可欠な一本です。

噛む、噛む! よくかむことの 上手な子どもに育てます。

2011_02_01

お母さんのおっぱいを飲む時、人間はかむことを初めて体験します。口のまわりの咬筋(かむ時に使う筋肉)を使つて乳首を噛んで母乳を飲んでいます。赤ちゃんの生存本能にひき出されるこの噛む運動、やがて生える歯の並ぶアゴを発達させます。

神奈川歯科大の斎藤先生の研究による要約を、子育て歯科の倉治先生は「人のアゴが成長できるのは、骨を作る細胞=造骨細胞が伸び縮み運動をしてアミノ酸などの栄養をとリ込み、造骨細胞を作る遺伝子を増やしていく。この伸び縮み運動こそ、噛むことである。」とまとめておられます。つまリ、かまない子どものアゴは育たず、よくかむ子どものアゴはすくすく元気に発育します。その為にはよく噛むことを覚える「乳房保育」が最適であリ、少なくとも乳歯の歯並びのほぼ決まる一歳くらいまでは母乳を飲ませます。

やがて離乳食に移行し、一歳七ヵ月~二歳七ヵ月の離乳食も終わりに近づき大人と同じ物を食べるようになるこの頃、お母さんが噛み砕いた物を決して食べさせない事が肝要です。大人の口の中にいたバイ菌も移動し、ムシ歯菌ミュータンス・レンサ球菌が乳歯に住み着いてしまいます。

一年の計は元旦に…。 「噛む」の計は赤ちゃん期に!

2011_01_01

現代人の「噛む能力」は、昔の人に比べて食べ物を噛まなくなったため衰えつつあります。

食の変化が身体の発育に影響している生活習慣病ともいえ、健康な身体そのものを作る第一歩の噛む能力は、生命の源を担う大前提の問題です。「噛む能力」は生まれつき備わっているのではないからです。

授乳期にお母さんのおっぱいから力いっぱいお乳を吸いとリ、飲みくだす赤ちゃんの一生懸命な口の運動で、永久歯まできれいに並ぶことのできる顎の骨格が発達します。同時に咀噛筋の発育が促され、お母さんの乳首にすいつきながら「噛む能力」を学習します。(おっぱいの出にくいお母さんは、噛むタイプの哺乳ビンを選択しましょう。)また、お母さんは、授乳が終わったら、口腔内をぬるま湯で湿らせたガーゼで優しく拭掃してあげる習慣で、食べたら磨くムシ歯予防の生活習慣の基礎を学習させましょう。「噛む」を育てる第一歩です。

正しい姿勢で食べていますか? ② 体の均等な成長のために必要です

2010_12_01

食事をする、噛むということは、上下の歯を動かすために下アゴを動かすのですが、下アゴは顎関節で上アゴにぶら下がるブランコ状態です。

筋肉が脳から指令を受け動かします。この食事運動のとき、行儀や躾だけの注意ではなく体の均等な成長や老化防止の為に、まっすぐ前をみて足の平は床や踏み台(子供の成長に合わせ足の平が平行につくようにする)に着地して踏みしめ、背骨を真っすぐにして背もたれに接する体勢が重要です。正座の場合、足を横流しにしたりテーブルの下にのばしたりせず、両足親指を重ねた三角ゾーンの上にお尻を乗せ背骨を正します。上下の歯は、骨格の一部として姿勢を保ったり、運動時の身体の精神力まで支える機能を果たしながら全身の筋肉の連係プレーで動かされています。いづれも、食器を手に持ち犬食い猫背にならないスタイルは見ためにも清々しいものです。

正しい姿勢で食べていますか? 噛むことの大切さを再確認しましょう。

2010_11_01

身体の中心である背骨がまっすぐになっていないと、同じものを食べ、同じ回数噛んでも、噛んだ力があごにしっかリ届かず噛む効果(※)が十分に発揮されません。口を効果的に動かすには上体を伸ばし、ひざの関節は直角、両足の裏が床についていることが大切。下あごを大きく動かししっかリ噛むと、自然に背骨がまっすぐになります。逆に姿勢が悪いと口を大きく開けられず、モゴモゴした噛み方になります。

噛めば噛むほど 免疫力が高まり、 健康と若さを保ちます。

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ものをよく噛んで食べることには沢山の効用があります。

消化に良いだけではなく、口腔乾燥症(ドライマウス)や唾液腺炎など、唾液の分泌が減る病気を予防します。”唾液”の働きは、食品添加物の発ガン作用を抑え活性酸素を減らします。血液の中でホルモンと同じような働きをして脳に働きかけ、細胞の新陳代謝を促し、皮膚や胃腸や血管などの粘膜を丈夫にします。

「ゆっくりよく噛んで食べる」ことは、神経細胞の修復や成長を促し、認知症を予防し若々しきを保ちます。もちろん、歯のエナメル質を丈夫にし、虫歯や歯周病、口内炎を予防します。

顔の筋肉を鍛え、表情を豊かにし、成長期の子供の歯並びをよくし、発音も正しくして、鼻呼吸の習慣をつけます。子供も大人も大脳の血流が良くなリ、視力・聴力・筋力・体力・集中力・精神力が向上して運動能力を高めます。

よく噛むことは よく噛める お口を作ります。

2010_09_01

あごの骨は高校生くらいまで成長し続けます。よく噛んであごの骨や筋肉をしっかリ動かし鍛え十分に発達させることがポイントです。三歳で生え揃った乳歯は、五・六歳ごろから永久歯に生えかわっていきます。六~十二歳ごろは、乳歯と永久歯が混合している時期、十五歳で永久歯の歯列が完成します。

よく噛み、よく食べる子供はあごがバランス良く発達し、大きな永久歯の並ぶスペースがきちんとできます。小きい時から噛み応えのある物を左右の奥歯で良く噛んでいると、均整のとれた顔立ちになります。歯並びよく生え揃った永久歯列で、体も心も健康に育ちます。

軟らかい物に偏った物ばかリ食べていると、噛む回数、筋肉の運動量は極端に減少し、唾液の量が減ってお口の自浄力・殺菌力が弱くなるため虫歯になりやすい環境になります。大入の歯科疾患と思われている歯周病の初期段階の歯肉炎にもなります。

軟らかい食事だから噛まなくても大丈夫と思われがちですが、そうではありません。

歯並びが悪いと、よく噛めなくなります。

2010_08_01

歯は正面から中切歯・側切歯、犬歯(前歯)、第一、第二小臼歯・第一、第二大臼歯(奥歯)の順に並んでいます。その後ろに第三大臼歯(親しらず)が生える人もいます。この中切歯から第二大臼歯までの歯並びは、左右、上下対称形で、中切歯を中心にアーチ型に一列に並びます。咬み合わせは、上の前歯が下の前歯に少しさぶさるように出ておリ、臼歯部(四本の奥歯)は歯車の歯が咬み合うように上下ピッタリ合います。そして、前歯から臼歯が上下咬み合った時の咬み合わせ面は水平になっています。

食べ物は、包丁の役割を担う前歯で噛み取リ、噛み砕きすりつぶす役割を担う臼歯部で咀曙します。この時、顔の全筋肉が総動員連係プレーで口や顎、舌を動かし、噛むカを歯におくります。しっかりよく噛むことは唾液を出すだけではなく、胃液の分泌を盛んにします。良く噛んでいる時に、胃ではタンパク質を分解する消化液を出し、口の中の食べ物が届く準備をしています。ところが歯並びが悪いと、上下の歯の間に隙間ができて、歯の一部しか接触せず、よく噛めずにいつまでもモグモグしているか、まるのみ状態になってしまいます。口の機能の発育と身心の健康を損なうことになります。