一年の計は元旦に…。 「噛む」の計は赤ちゃん期に!

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現代人の「噛む能力」は、昔の人に比べて食べ物を噛まなくなったため衰えつつあります。

食の変化が身体の発育に影響している生活習慣病ともいえ、健康な身体そのものを作る第一歩の噛む能力は、生命の源を担う大前提の問題です。「噛む能力」は生まれつき備わっているのではないからです。

授乳期にお母さんのおっぱいから力いっぱいお乳を吸いとリ、飲みくだす赤ちゃんの一生懸命な口の運動で、永久歯まできれいに並ぶことのできる顎の骨格が発達します。同時に咀噛筋の発育が促され、お母さんの乳首にすいつきながら「噛む能力」を学習します。(おっぱいの出にくいお母さんは、噛むタイプの哺乳ビンを選択しましょう。)また、お母さんは、授乳が終わったら、口腔内をぬるま湯で湿らせたガーゼで優しく拭掃してあげる習慣で、食べたら磨くムシ歯予防の生活習慣の基礎を学習させましょう。「噛む」を育てる第一歩です。

正しい姿勢で食べていますか? ② 体の均等な成長のために必要です

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食事をする、噛むということは、上下の歯を動かすために下アゴを動かすのですが、下アゴは顎関節で上アゴにぶら下がるブランコ状態です。

筋肉が脳から指令を受け動かします。この食事運動のとき、行儀や躾だけの注意ではなく体の均等な成長や老化防止の為に、まっすぐ前をみて足の平は床や踏み台(子供の成長に合わせ足の平が平行につくようにする)に着地して踏みしめ、背骨を真っすぐにして背もたれに接する体勢が重要です。正座の場合、足を横流しにしたりテーブルの下にのばしたりせず、両足親指を重ねた三角ゾーンの上にお尻を乗せ背骨を正します。上下の歯は、骨格の一部として姿勢を保ったり、運動時の身体の精神力まで支える機能を果たしながら全身の筋肉の連係プレーで動かされています。いづれも、食器を手に持ち犬食い猫背にならないスタイルは見ためにも清々しいものです。

正しい姿勢で食べていますか? 噛むことの大切さを再確認しましょう。

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身体の中心である背骨がまっすぐになっていないと、同じものを食べ、同じ回数噛んでも、噛んだ力があごにしっかリ届かず噛む効果(※)が十分に発揮されません。口を効果的に動かすには上体を伸ばし、ひざの関節は直角、両足の裏が床についていることが大切。下あごを大きく動かししっかリ噛むと、自然に背骨がまっすぐになります。逆に姿勢が悪いと口を大きく開けられず、モゴモゴした噛み方になります。

噛めば噛むほど 免疫力が高まり、 健康と若さを保ちます。

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ものをよく噛んで食べることには沢山の効用があります。

消化に良いだけではなく、口腔乾燥症(ドライマウス)や唾液腺炎など、唾液の分泌が減る病気を予防します。”唾液”の働きは、食品添加物の発ガン作用を抑え活性酸素を減らします。血液の中でホルモンと同じような働きをして脳に働きかけ、細胞の新陳代謝を促し、皮膚や胃腸や血管などの粘膜を丈夫にします。

「ゆっくりよく噛んで食べる」ことは、神経細胞の修復や成長を促し、認知症を予防し若々しきを保ちます。もちろん、歯のエナメル質を丈夫にし、虫歯や歯周病、口内炎を予防します。

顔の筋肉を鍛え、表情を豊かにし、成長期の子供の歯並びをよくし、発音も正しくして、鼻呼吸の習慣をつけます。子供も大人も大脳の血流が良くなリ、視力・聴力・筋力・体力・集中力・精神力が向上して運動能力を高めます。

よく噛むことは よく噛める お口を作ります。

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あごの骨は高校生くらいまで成長し続けます。よく噛んであごの骨や筋肉をしっかリ動かし鍛え十分に発達させることがポイントです。三歳で生え揃った乳歯は、五・六歳ごろから永久歯に生えかわっていきます。六~十二歳ごろは、乳歯と永久歯が混合している時期、十五歳で永久歯の歯列が完成します。

よく噛み、よく食べる子供はあごがバランス良く発達し、大きな永久歯の並ぶスペースがきちんとできます。小きい時から噛み応えのある物を左右の奥歯で良く噛んでいると、均整のとれた顔立ちになります。歯並びよく生え揃った永久歯列で、体も心も健康に育ちます。

軟らかい物に偏った物ばかリ食べていると、噛む回数、筋肉の運動量は極端に減少し、唾液の量が減ってお口の自浄力・殺菌力が弱くなるため虫歯になりやすい環境になります。大入の歯科疾患と思われている歯周病の初期段階の歯肉炎にもなります。

軟らかい食事だから噛まなくても大丈夫と思われがちですが、そうではありません。

歯並びが悪いと、よく噛めなくなります。

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歯は正面から中切歯・側切歯、犬歯(前歯)、第一、第二小臼歯・第一、第二大臼歯(奥歯)の順に並んでいます。その後ろに第三大臼歯(親しらず)が生える人もいます。この中切歯から第二大臼歯までの歯並びは、左右、上下対称形で、中切歯を中心にアーチ型に一列に並びます。咬み合わせは、上の前歯が下の前歯に少しさぶさるように出ておリ、臼歯部(四本の奥歯)は歯車の歯が咬み合うように上下ピッタリ合います。そして、前歯から臼歯が上下咬み合った時の咬み合わせ面は水平になっています。

食べ物は、包丁の役割を担う前歯で噛み取リ、噛み砕きすりつぶす役割を担う臼歯部で咀曙します。この時、顔の全筋肉が総動員連係プレーで口や顎、舌を動かし、噛むカを歯におくります。しっかりよく噛むことは唾液を出すだけではなく、胃液の分泌を盛んにします。良く噛んでいる時に、胃ではタンパク質を分解する消化液を出し、口の中の食べ物が届く準備をしています。ところが歯並びが悪いと、上下の歯の間に隙間ができて、歯の一部しか接触せず、よく噛めずにいつまでもモグモグしているか、まるのみ状態になってしまいます。口の機能の発育と身心の健康を損なうことになります。

噛めば噛むほど子どもは伸びる

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噛めば噛むほど子どもは伸び、キリッ!とした顔立ちになリ可愛さが倍増します。

口もとの表情筋(口輪筋)、咬筋、側頭筋等が発育促進して、発達し、咀しゃくカがつくと、手先が器用になリ集中力、判断力、考えるカがつきます。噛みしめることができない子どもの心にはストレスが生じ、落ち着くべき時等にも言うことを聞かない、物を投げる、カンシャクをおこす。

又、歯茎が弱リ唾液(消化酵素・食べ物を柔らかくして胃で分解消化しやすくする)が出づらく少ない為、便秘や下痢をしやすい等々の不調がおきやすくなります。歯並びも悪くなリ、むし歯や歯肉炎にもなりやすい状態です。

「噛めない」ことは様々な悪循環となります。しっかリ噛む子どもに育てる歯育が大切です。食事が終わった赤ちゃんのお口の手入れは、お母さんの責任です。授乳後、大きめの綿棒かガーゼにぬるま湯を滲みこませ、お口(歯ぐき+唇や頬の内側)を何回かそっと拭い、歯が萌出してきたら柔らかい歯ブラシで同様にします。

『気持ちがいいネエ~♪』と優しく語リかけ、食べたらお口の清掃をする生活習慣をつくることがとても大切です。

「よく噛める」噛むカは、乳児から幼児の時代に形づくられます。

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私達は出生後、教えられずともお母きんのおっぱいに吸いつき、のみ込み、やがてもぐもぐ噛み出して乳歯が萌出し出すと、口の周リの筋肉、舌の筋肉、頬の筋肉が発達する時がきます。噛み切ったリ、うがいやはき出しができるようになリ、噛みつぶし、噛みくだき、すりつぶせるようになる3才を過ぎると、乳歯20本がはえ揃って歯列が完成します。4才頃には、しっかリ噛みしめることができるようになります。言葉も話し言葉となって、発音の幼児性を脱却してきます。そして舌運動が完成し、咀しゃくも完成してきます。口笛が吹けたリ、舌うちができる6才前後には「六歳臼歯」と呼ばれる、第一大臼歯(永久歯)が乳歯Eの奥に生えてきます。

前歯で噛み切った食べ物を砕き、すりつぶし噛みしめる奥歯です。しっかリ噛むことは、脳を活性化し集中力も高めます。

離乳食から始まる食生活で幼児期にしっかリ噛める、噛む力を養ってあげましょう。

「食」を楽しむ原体験

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健康を損なう生活習慣の一つに「よく噛まずに食べる」ことがあげられます。健康は小さなことの積み重ねで守られます。よく噛むことの始まりは、生後10ヵ月~15ヵ月頃の「食べ方」にあります。子供が自然に行う「手づかみ食べ」は、食べることに関わる発育を発達させるための大切な「過程」です。はえ出した上下の前歯で噛み取ること、また、奥の臼歯がはえ並ぶ歯肉で、食べ物の硬さに応じて噛みつぶし、咀瑠すること等を学習します。唇の捕食力が育ち、ヨダレが止まってくるのもこの頃です。

子供が自然に行う「手づかみ食べ」は、食べる際の認識機構を十分に発達させ、口腔の動かし方を学習する大切な場となリ、「食」を楽しむ原体験になります。

危険のないよう見守リ、子供のすきなような食べ方をさせることで「食べ物」への関心も育てます。

口から手へ、手から口へといった行動によリ物への認識機構が発達し、三歳をすぎる頃には、食べ物の温度や硬さを目で認識できるようにもなってきます。

健康なお口で健やかライフ

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痛くなければ、お口は健康と思っていませんか?

痛くなくなったから治ったーと思っていませんか?「健康診断」という意識の中に…体の健康の中に、歯(お口)が入っていますか?

健康なお口とは「よく噛める」ことです。ひと口30回噛むことで30㎏減量できた人もいます。よく噛むことが肥満を解消し、生活習慣病の予防になります。噛むには歯がしっかりしていなければいけません。そのためには、乳幼児の時からやわらかい物ばかりを食べず、硬い物をよく噛んで食べる習慣をつくリ、あごの骨をしっかリ発達させ、歯並びよく歯が並ぶことが大切です。噛み合せの良い、よく噛める健康なお口を意識して定期的に健診を受けることが大切です。一度痛くなった歯は自然に治ることはありません。