知っているようで知らないお口のケアの新常識

2014_07_02

何も食べない時間をつくる

私たちの口の中は、通常、中性に近い弱酸性ですが、ものを食べるたびに酸性に傾きます。原因は虫歯菌が出す「酸」。虫歯菌は食品中の糖分を取り込みますが、その際に酸が発生し、口内が酸性に傾くのです。

酸性に傾いた口の中では、歯からカルシウムやリンなどのミネラル分が溶け出す「脱灰」が始まります。この状態で時間が過ぎると、虫歯のリスクが高まってしまいます。

そこで活躍するのが唾液。唾液には口の中を中和する力があり、唾液中に含まれるカルシウムやリンなどのミネラル分が脱灰した部分を修復する「再石灰化」を促します。私たちの口内では常に、この脱灰と再石灰化が繰り返されているわけです。

虫歯を防ぐには、脱灰の時間をなるべく短くし、再石灰化の時間をまとめて長くとることが大切です。ちょこちょこと食べたり飲んだりしていると、その都度、口内が酸性に傾き、脱灰が進んでしまいます。水やノンシュガーのお茶以外は何も口にしない時間をつくり、再石灰化の時間をしっかり確保しましょう。