糖尿病の克服は歯周病の治療から

2015_04_01_1

鏡で見えるプラークは、虫歯と歯肉炎に関係しています。

徹底的に歯をみがいても、数分のうちに唾液のなかの成分が歯の表面に膜を形成します。これを足場に口のなかのあちこちの粘膜にかくれた細菌たちがすぐに歯の表面にやってきます。

この歯の表面にくっついたプラークの細菌のおもな栄養源は、わたしたちの食べものです。唾液中に含まれる糖タンパク質も細菌たちの栄養源になるのです。

とくに糖尿病にかかっている人の唾液中には、大量のグルコースが含まれています。あの独特の甘い匂いのもとです。ですから糖尿病の人の場合は、砂糖をとらなくてもひどい虫歯になることがあります。

歯肉には、歯のきわに一~二ミリのミゾ(歯周ポケット)があります。歯肉に炎症が生じ、腫れると、腫れた分だけミゾは深くなります。そしてこの歯周ポケットからは、健康なとき以上に体液がしみ出してきます。この歯周ポケットのなかにもプラークが形成されていますが、この体液はここにすむ細菌の栄養源にもなります。歯を支える組織が破壊されると、最終的には、歯の周りの骨が溶けて歯がグラグラになってしまいます。