VOL.22 子どもの虫歯菌は、親からうつるの?

会津の歯医者 渡辺ゆうぞう歯科クリニックの「歯の教室」vol22

201510-1

生まれたばかりの赤ちゃんの口の中には、虫歯の菌はいません。一般に、子どもの常在菌(多くの人の体内に共通して存在し、普段は病気をおこさない菌のこと)は周リから伝播し、定着したものです。しかし、虫歯の原因となる菌、ミュータンス菌も食べものや食具(おはしやスプーンのこと)を介して周リの人、特にお母さんの口の中から伝播されるものと考えられます。

これは、日常的な子どもの世話、特に食事の世話がお母さんによってなされているからでしょう。つまり、もっとも身近で世話をしている人から菌はうつりやすいのです。ただし、ミュータンス菌がうつっただけで虫歯ができるわけではありません。ミュータンス菌が口の中に定着するには、お砂糖(スクロース)の存在が必要なためです。